京浜運河沿いに南北に細長く続くこの緑道公園は、全長約2km。犬を傍らに侍らせて釣り糸をたらす以外には、犬と一緒に散策することしかない公園である。しかし、運河沿いを、爽やかな潮風にあたりながら歩くことの、なんと気持ちのいいことか。暑さが気になる夏場であれば、夕暮れの時間帯が心地よいお薦めタイムである。
大井ふ頭中央海浜公園の駐車場に車を停め、中央海浜公園前交差点に佇むと八潮の団地群が目の前にそびえたつ。そこをはす向かいに渡るとこの公園の入り口となる。勝島橋からかもめ橋に至る一帯は、細長い雑木林を挟む形で運河沿いの土道と、団地側の舗装道があり、両道とも地元の方々が、ジョギングやウォーキングを楽しんでいる。日頃、土道を歩く機会があまりないので、ここは迷うことなく運河沿いを歩く。前述したように潮風が心地よい。
かもめ橋を越えたあたりに休憩所があり、そこの水飲み場で犬に水をやる。ここから先は水を飲める場所がないので忘れずに。八潮橋迄の一帯はちょっとした芝生広場も用意されているので、簡単なボール遊びも出来る。芝生で寝転ぶのも気持ちいい。斜面を利用すればかなりの運動量が稼げる。運動後は休憩を取る。ここから先はもう歩くだけである。
大井北ふ頭橋を超えると人通りも少なくなる。道幅も細くなる。夏場の夕暮れ時といっても犬にとっては暑さが少々気になるので疲労度も考える必要がある。京浜運河と天王洲運河が交差するあたり、進行方向右側に赤と白の煙突がそびえる火力発電所が見えてくるあたりでこの道は行き止まりとなる。
早朝にここを訪れたことはないが、きっと爽快なのだろう。犬と一緒に歩くことの楽しさを再認識させられる、そんな公園である。
1999-08-25
東京都品川区八潮5丁目、1丁目
クルマ:第一京浜南大井一丁目交差点から海岸通りに曲がり大井ふ頭に向かう。高速1号羽田線を越え、大井競馬場を右手に見て勝島橋を渡り、中央海浜公園前を右折。程なく大井ふ頭中央海浜公園の第一駐車場(有料)が見えるのでここを利用する。