環状七号線を挟んで北側が自然公園、南側がスポーツ施設と性格を異にしているのが平和の森公園である。南側にあるフィールド・アスレチックは子供たちの人気スポットだが、犬連れでは入れない。他も歩道に沿ってぐるりと散策するぐらいしか楽しめないので、迷わず北側公園に向かうことをお奨めする。
駐車場は環七の陸橋下に位置し、出入り口近く左手が北側公園の入り口となる。鬱蒼と生い茂る雑木林は、四季の森と名付けられた空間。木々の中に身を潜めると、どこか郊外に来たのか、と錯覚してしまうほど。平和島運河を埋め立てて造成した公園とは俄かに信じがたいほどだ。季節によっては、ほとんど人影もないので、犬をリードから放し自由にさせることが出来る。
北隣の見晴らし広場を通り、西側に位置するひょうたん池の方に降りて行ってみよう。この池は、釣り人たちの為に、木製のデッキが張られ、のんびりとした時間が流れている。ベリーを侍らせ、釣り糸でもたらしたくなる気分だ。
北に位置する芝生広場は平和の広場と名付けられている。かなりのオープンスペースである。この広場とその南側に位置するふれあい広場が接するあたりが、犬コミュニティの場所となっている。休日は、家族連れが多く、この広場で犬を自由にさせるには躊躇するが、常連さんから聞いた話では、平日の早朝には犬が多数集まって自由に運動しているとのことである。
南北に細長い公園ではあるが、水と緑を上手く利用した歩き易いコースレイアウトとなっている。時間があれば、隣接する平和島公園の方も足を伸ばしてみよう。キャンプ場もあり、また違った匂いに愛犬の臭覚が働き出すはずだ。
2000-05-13
東京都大田区平和の森公園
クルマ:第一京浜平和島口交差点を曲がり、最初の信号を右折、250mほど先の環7陸橋下の交差点を右手に曲がり、直進すると駐車場(有料)がある。